RYOBEER

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのRYOBEERのレビュー・感想・評価

4.1
〈あの時こうしていれば〉

私も常々自問自答する。
枝分かれした宇宙があるとして、その中でこの人生が最善ではないけれど、まぁ最悪でもないだろう。
と、どうにもならない慰めで日々を過ごしている。
そんな考えにひとつのヒントを与えられたような、そんな映画だった。

幾重の選択の末に辿り着いた、今のこの自分でなければ感じられない、得られない愛や希望は、確かにある。

中盤以降からほぼ泣きっぱなしでした。
例の石のシーンはかなり良く、心にくらった。

突飛な行動がバースジャンプする為の発射台というのが良いアイデア。ではあるが、その縛り故に飛び出す下ネタが軒並み面白くない。
下品なのは良いけど、笑える要素が無いから結構ノイズになってしまったなぁ。。
第三者の引いてるリアクションとか入れるだけでも大分違ったと思うけど。

冗談抜きで、その辺りを真空ジェシカの川北とかに監修して欲しかった。
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