幼少期の2人のシークエンスからは、十数年を経ても尚、会いたいと思い合う程の積み重ねを感じられなかった。
間違いならただ気持ち悪いだけのことを言いますが、これは自分自身(観客自身)の大切だった誰かの記憶を想起させ、それとを融合した上で補完させる為に、敢えて描写を省いたんじゃないかと思った。
3人それぞれの感情が痛いほどわかり、同時に彼らのように振る舞うことができなかった自分には、その強さが胸に刺さって仕方がなかった。
前世とか来世のifにその想いを託さないといけないなんて。
そんなエセ希望にすがらないとやりきれない色恋の結末なんて、もう無くなってしまえよと思ったりもするけど、多分これ以上の正しさ≠(正解)もないのかもなと感じた。
あと劇伴めちゃくちゃ良かった。
あとめちゃくちゃフルーツポンチの村上。