RYOBEERさんの映画レビュー・感想・評価

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

幼少期の2人のシークエンスからは、十数年を経ても尚、会いたいと思い合う程の積み重ねを感じられなかった。
間違いならただ気持ち悪いだけのことを言いますが、これは自分自身(観客自身)の大切だった誰かの記憶
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.1

PART1が亀仙人との修行に入るところで終わったとしたら、PART2はフリーザ倒したくらいまで進んでた。

みんなサンドワームからどうやって降りてはるの?

テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

5.0

この作品に出会ったのは今年の1月。

前の日に『タッカー&デイル』を観たのもあって、〇〇&〇〇の人名タイトル繋がりで、あらすじも見ずに何となくサブスクで再生した。
ナイス1月の俺。

見始めて10分も
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正欲(2023年製作の映画)

3.2

展開にやや無理がある。
こういったテーマを描くのに、そのフェチズムを選択したことの意味が薄くなっているように感じた。

自死する程に悩んでいる自身のマイノリティな部分を満たす為に、何故公共物を破壊した
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

4.0

一大ジャンル化してしまった〈怒らせた相手が実は殺人マシーンでした〉映画。
今作は、設定や主人公のバックボーンは程々に(というかかなり大雑把)、殺し方大喜利に特化しているなぁと感じた。

自分にとって"
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恋は光(2022年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

きっっっつ…

この主人公の台詞回しはどういう意味があるんやろう。
悪い意味で鳥肌止まらんかった…
途中でやっぱりやめようとかならんかったんかな?
作中でも「変な喋り方」「武士?」とか言われてるけど
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.6

前情報一切入れずに観たけど、タイトルからうっすらした想像にすらカスりませんでした。

ミステリーが主題でない、藪の中的な証言で真実が二転三転するみたいなのでない事は途中から分かったけど、それにしては含
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

それぞれの特別を、それが当たり前にあるということを、普通に描く。

"第一印象は当てにならない"って、山添くん…そりゃこっちの台詞やで…。

迷惑をかける度に、詫びのお菓子を職場に持って来る藤沢さん。
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ニモーナ(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

メッセージは凄くわかり易い。
来年から中学生になる愛娘に見せてあげたい。
(存在するなら)

ただ逆を言えば、差別していた対象に自分の命を助けてもらうぐらいの事をしてもらわないと見る目って変えられない
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

原作も大好きやけど、良さを生かしたままちゃんと映像化する意義も窺える変更点の数々。
〈ヤクザ=違う世界の価値観〉を可笑しみだけでなくちゃんと怖さも描いているのが最も違う所のひとつかと。
それも、他のコ
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.0

自分だって卒業してからふふん年経つけどさ、未だにそれがただの区切りだったのか
、それとも何かの終わりだったのか分からんのよ。

全国の高校生たちは、卒業式の3日前にこれ観たらいいんじゃないかな。

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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

額縁のように四方へ配置されたクレジット、ピーヒョロローなBGM、ボタニカルシャンプーみたいな字体のタイトルで始まり(そういやこういう雰囲気の監督やったなぁ)とか思いながら、眠気と闘いつつ鑑賞しました。>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

4.8

ちょっと面白すぎやしねぇか…?
面白すぎてカゲヤマ出てきたわ。

今まで観てなかった事を後悔…しなかった。
今観て良かった。
今観て良かったと思えるって、どれだけ世の中が…って感じなんですが。

他の
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.7

それなりにお金かかってそうやけど地味ぃ〜…
見終わった後色々整理してみたけど、どう考えても人居なさすぎ問題。
逃げ惑う人とか、混乱の中で倒れてる人とかがもうちょい周りに居ないとおかしくない?

マハー
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(2023年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

なんつってもラストカットが良かった。
「首なんてどうでもいいんだよ、死んだかどうかが分かりゃいいんだ」

殺った殺られたの世界の残酷すぎることの可笑しさ、滑稽さを突きつけて終わる感じが最高。

"映画
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

終盤で由宇子が萌に「で、本当のお父さんは誰?」と問い詰めるシーン。
これはちょっと(脚本として)無くないか?

同級生と肉体関係があった、売春してた。
これは一方からの話もしくは又聞きの噂。

自分の
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福田村事件(2023年製作の映画)

4.1

前情報を入れず、恥ずかしながら事件のことも知らず観た。
もっとインディペンデント映画然としていると思いきや、なかなかどうして知っている有名な演者が沢山おり、長い上映時間も納得の丁寧な語りだった。

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イコライザー THE FINAL(2023年製作の映画)

4.0

待ってました!

前2作の良いところ取りでありながら、かつマッコールさんの「目の前にある大切なものを守りたい」が主軸にあるので、物語の規模で言えば一作目に近いやや渋めの仕上がり。

私が当シリーズの敵
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.9

流石に周りの人を露悪的に描きすぎかな。
こういうのをストレートに表現せずに、体裁を保つ為の仮面を被った人間臭い人物を演出するのが上手い監督と思ってたけど…
アホばっかりやから、それで今まで上手く生きて
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情婦(1957年製作の映画)

4.4

おもしれぇ
粋な締め
映画館で観たら拍手してたかもしれん

ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.3

アバンタイトルまでは正直ちょっとタルかった…色々あるツッコミ所はご愛嬌。
ミッションインポッシブル観たくて行ってミッションインポッシブルやってくれたらそりゃ大大大満足よ。
何を文句言うことがあるのよ。
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

随所に見える所謂"らしさ"は、セルフオマージュというよりも、「自身の内にあるものたちを描けば、やはりこうだった」というような、宮崎駿のインゴットを見たような気がした。


小学生の頃、家族と『もののけ
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四月物語(1998年製作の映画)

4.2

幼少期や青春時代を思い浮かべる時、実際自分の眼球で見たものよりも明らかにあらゆる面で補正されている。
そんな脳内フィルタで加工しまくりの90年代後半の空気感を、思い出を、"そのままでどうぞ"とお皿に乗
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.4

カメラ酔う〜
酔い止めになるような面白さも正直自身には感じられず…

発想は素晴らしいし、世界を巻き込まないごく小さな限定された場所・規模で起こる超常現象(=事件)なんて大好物なのに…

ザ・舞台演技
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さかなのこ(2022年製作の映画)

-

魚が生物として好きなのに、釣りをして捌いて、食べることも好きだと言う矛盾性は正直どこかにあった。
(例えば猫などに置き換えると…)

さかなクンにもきっとそういう葛藤があったに違いない。
ミー坊には無
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怪物(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

複数の視点で明かされていく真相は、その気持ち良さはありつつも投げっぱなしにも思えるエンド。
ラストカットが現実かどうかもはっきりせず…
これをいつか観た人みんなが「生きてる」って思えるような世界になれ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.3

ロケット最高!!!
ありゃ反則やで。わかってても泣くやつ。
ほんであのライラの台詞よ…。

サブいの分かってるけど言わせて下さい

ありがとうガーディアンズ。
またどこかのユニヴァース(作品)で。

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

毎度主人公の捜査能力がスゲェ…
FBIはこの後一刻も早くジューンをスカウトすべき。

前作に比べて"キモくて怖っ"な鳥肌シーン(今作で言えばLive Photoによってある事が判明するシークエンス)は
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ハムナプトラ 失われた砂漠の都(1999年製作の映画)

4.2

ブレンダン・フレイザー復活おめ!
あんま絡みないけどこれからもヨロ〜^^
新作絶対顔出しに行くねっ⭐︎

ナイスガイでオレ様気質なのに情には厚い、色気×ウエスタンが砂漠に映える圧倒的主人公のオコーネル
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.1

〈あの時こうしていれば〉

私も常々自問自答する。
枝分かれした宇宙があるとして、その中でこの人生が最善ではないけれど、まぁ最悪でもないだろう。
と、どうにもならない慰めで日々を過ごしている。
そんな
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ONE PIECE ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島(2005年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ワンピースに対して特に思い入れのない自分が言うのもあれですが…

ここまで行ったら作家性というよりエゴの押し付けに近いと思う。

それを突き通すなら、夢オチでもいいからナミもウソップも全員殺して、残っ
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.2

PART1のシークエンスから釘付けの面白さ。
自分が観たこの監督の前2作に比べて、間の緩急がより洗練されているように感じた。

ちなみにギリギリに劇場に着き、席が空いていなかったせいで前から2列目で鑑
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

最高やないの。

本当にひとつケチつけるなら、演奏してるシーンに3DCGぽい作画と動きが多用されている事くらい。
(レベルが違うとはいえスラムダンクの時も思ったけど)いくら動きがリアルでもどうして作り
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対峙(2021年製作の映画)

3.8

言うことが大事。聞いて、言葉にしないと先に進めない。

面白かった。面白かったけど、おそらくそういうところまで描くのかなぁの範疇を出なかったです。

それ以外の何かを期待して観た自分も悪いのかも。

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)

3.0

どうみてもアレの二番煎じやろなアニメ2作品が何故か覇権を争ってる。
このクールどんだけ不作やったのと心配になる…

作画ももちろん大事。…でも、それだけでヒット作になるならアニメ作ってる人たち苦労せん
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

パードリックの表情がただただ切ない。
ずっと顔で泣いてるコリン。
あの下がり眉がキャスティングの決定打であったに違いない。

あとあの役にバリー・コーガンはさぁ…どこかで妹ちゃんをレイプしよるんちゃう
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