ささい

生きる LIVINGのささいのレビュー・感想・評価

生きる LIVING(2022年製作の映画)
4.4
生きる情熱

後世に残るような大きなことを出来なくても何かを成し遂げることで得られた小さな満足感を忘れてはならない。どう生きるのか。 

輝きに満ちた人生を!
心が麻痺しないうちに!

ジェントルマンのお手本を見せてもらった。


何よりもカメラが素晴らしい。
黒、影の見せ方が凄い。
構図も、ぼかし方も。ソールライターのようであった。
光と影の対比は生と死の対比である。
影を見ることで私たちは光を見ていた。
死を通して私たちは生について見ていた。

影の中からゆっくりとと出てくるウェリントン氏のシーンが鳥肌の立つほど素晴らしい。
ささい

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