命よりも大事な富などない
それはそう。
だけど、人間の欲は時に理性を狂わせてしまう。
冷静な判断さえできなくなる怖さを
シンプルなワンシュチュエーションストーリーで浮き彫りにした作品だった。
金の発掘作業で過酷な環境に身を置こうとしていた主人公。
その場所へ送迎されていた途中、砂漠のど真ん中でタイヤがパンクしてしまう。
一人フラフラ周りを辿ってみると、、
そこには金塊が。
送迎のおじさんと2人がかりで飛び出そうともびくともしない。
仕方なく往復5日はかかるが掘削機を手にし、掘り出すことに。
だが、決して誰にもバレない様に、、そして見張りが1人必要に、、
主人公はそこから“金”を守るための地獄の5日間を孤独な砂漠で過ごすことになる。
しかし、、
その日々は人間の“欲”が生み出す黒い部分を浮き彫りにしていった。
さらに、自然界に放り出された人間の儚さを知ることに。
怒涛のラストシーン
期待を裏切らず、納得の摂理が待っていた。
あそこでああしとけば、、とか
全部じゃなくて、取り出せる分だけでも良かったんじゃないかとか、、
やっぱり“欲”に走るときの人間は
うまくいくことはない。と、
そうハッキリ思った。
ザックエフロンの顔から視覚的に“地獄”の様子が伝わるのが印象的。