意外とみなさん評価高い…。
サムメンデスのお母さんが精神の病気を抱えていたそうですね。
なので、ヒラリーへの同僚の態度やスティーブンの態度はサムメンデスから母に対するメッセージに見えなくもない…というか、愛してるよってことなんだろうなと解釈しました。
が、スティーブンとヒラリーの間に「性愛」は必要だったのか?どうしても、歳の差のあるカップル(男女どちらが歳が上でも)は見ていて気持ち悪く感じてしまうもので…。
個人的な経験ですが、身近に統合失調症の人間とやりとりした事があり、その時の経験が非常にストレスだったのでヒラリーにはなんら感情移入できませんでした。統合失調症だけじゃなさそう…双極性障害もありそうな起伏の激しさ…。
中盤、同僚から「職場に私情を持ち込まないほうがいい」と言われて、スティーブンに「職場の外で会う?」と提案したシーン。スティーブンは「周りに知られるのはまずい」と断りますが、それを予想さえしてなかったようなヒラリーの態度にイライラしました。
プレミアでの詩の朗読のシーンも無理でした…。
サムメンデスの映画と母への愛と、ロジャーディーキンスの画の素晴らしさ、演者の演技の素晴らしさは文句なしですが、ストーリーとしてはイマイチ乗り切れませんでした。
物語だからね…そりゃ、主人公の周りの人は主人公に優しいだろうけど…自分がヒラリーと同じ職場なら避けてると思います(笑)