2時間半!長えぞー…面白くないぞー(笑)
冗談です(笑)
トッド・フィールド監督…実は「リトル・チルドレン」大好きなんですよ!主演のケイト・ウィンスレット最高だった…16年ぶりの新作でまた組むんだ!(ホントにそう思ってました)(笑)
だってポスター顔見えないんだもん…
観てびっくり…ケイトはケイトでもブランシェットの方でした。(笑)
頂点に上り詰めた指揮者(マエストロ)の凋落…
天才の孤独…狂気…愛…
撮影、美術、編集がただ事ではないです。
辛気臭いお話なんだけどスクリーンに釘付けです。
そしてこれはみなさん異存はないと思いますが…ケイト・ブランシェットの女優力…
ベストアクトではないでしょうか?
シーンごとに…
美しいケイト、男らしいケイト(パートナーの娘のパパと名乗る)、疲れ果てて老け込んだケイト、若い子にときめいてしまう乙女なケイト…
そして本当の優れた指揮者にしか見えないその佇まい…
本当に「ケイト・ブランシェット集大成」としか言えないような映画なのです。
色々物議を醸してるラストですが…一度底辺まで落ちた後の上昇を感じておれは大好きな終わり方でした。
アカデミー主演女優賞これだろ?って思いました。
絶対音痴のおれには理解出来ない絶対音感の彼女が夜中に多種多様なノイズに目を覚ますシーンは恐ろしく映画全体に一種のリズムを与えていました。
まったく天才とか上り詰めたアーティストとか超有名人とかならなくて良かった…
逆立してもなれないけどね(笑)