TAR/ターのダウンセットのレビュー・感想・評価

冒頭の長回しインタビューシーン。
ケイトが音楽家を演じているのか音楽家がケイトを演じているのか。
静的な描写は良しとして実際の指揮者を演じる動的な描写に違和感を感じて一気にケイトが演じる音楽家という役どころに落ちつくのはある意味フィクションという映像芸術として客観視してしまった。
今時流行りのキャンセルカルチャーや男らしさや女らしさの否定など果たして誰得なのか。本質から目を逸らしてるだけなのであれば悲しい。
ターって自分の欲望に率直で振り切ってるから嫌いじゃないんだけどな〜。