Hokkaido

ハウのHokkaidoのネタバレレビュー・内容・結末

ハウ(2022年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

色々な要素が織り込まれたハウの旅をとても興味深く観ていましたが、ラストに!!!、、、でした。

ハウ役ベックの表情が素晴らしい、見事でした。



以下諸々、、、
散々織り込んでおきながら、ハウは結局民夫にとって家族ではなくて所詮"ペット""愛玩動物"だったというオチにゲンナリです。

"ルドルフとイッパイアッテナ"とは逆で、何事もありのままを受け入れる動物の純粋さを逆手に取った様な、"人間都合+おま言う&勝手に決めるな×俺良い事した"的ラストにびっくりドン引き!しました。

ハウは家に帰りたかったのではなく、民夫に逢うために800km以上も歩いて苦しい旅を続けてようやく帰ってきたというのに、そしてようやく逢えたというのに、、、
優しいハウはそれでも受け入れるんでしょうけれど、止められるのは唯一の家族である民夫しかいないにもかかわらず、ハウの想いを無視したあの行動は、優しさで片付けられる話では無く、受け入れられませんでした。
もしそう進めるならば、意地が悪いかも知れませんが、桃子に捨てられてまた独りになった上でやってみせて貰いたかったところです。

ハウは"キャスト・アウェイ"の生還したチャックと語り明かしたいのでは無かろうか?等とも考えました。

それこそ"キャスト・アウェイ"のラストの様な、映画らしい夢が欲しかったです。
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