織田

N号棟の織田のネタバレレビュー・内容・結末

N号棟(2021年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

抱いていた印象とだいぶ異なる映画だった。「夢か幻か現実か──」と謳われているとおり、夢うつつや生死の狭間を「これはどっちなんだろう?」と思いを巡らせる余地は十分与えられている。公式でも"考察型体験ホラー"との表現をとっていた。

ただ、その考察型体験ホラーに没頭することが私はできなかった。観終わってから解説を読んだがこの映画と自分では死生観がだいぶ違うし、主人公・史織の痛さが嫌だった。特に「カメラ回して」ってすぐ指図するのが晒し厨みたいで嫌い。登場人物が目にする"現況"を解き明かす上で、カメラを通した視点というのが一つのポイントというのは鑑賞後に解説を拝読して知ったが、史織の行動にそれほど意味を見つけられなかった。まぁそもそも、この映画においてキャラクターのここが好き/嫌いと言うのは見当違いなのかもしれないですね。
織田

織田