このレビューはネタバレを含みます
この作品の公開がコロナ禍で延期になっていたため、旧Ｊ事務所からの退所が他の2人よりも半年ほど遅くなってしまった岸くん
気まずさも焦りもあるだろうに、グループ脱退しているが事務所には在籍して、という状態でこの作品のプロモーションをやり切ってからの退所、立派だなあと当時思っていた
彼は愛されキャラで、仲間や共演者から本当に好かれているなと感じることが多々ある
オールスターキャストと言えるレベルの今作で埋もれてしまわずに主演を張れていたのも、彼自身の力量に加え、脇の支えも大きかったのだろう
退屈せずに最後まで観られる出来栄えになっていた
原作は未読だが、ストーリーには特筆すべきことは無いように思う
内容は無いよーというアレ
Ｇ組の蔑まれ方につい「埼玉出身なのかな？」
と、某別作品を思い出してしまったが
そう言えば岸くんは実際に埼玉出身だった(笑)
夜天使の発展家の女の子が興奮して下ネタ連発するところは、正直観ていて全く面白くなくしんどく感じたが、それ以外のキャラはハマっていて楽しかった
特に岸くんは、当て書きかと錯覚するくらい岸くんそのものに感じた
原作があるから、そんなわけないのに
個人的には昭和のヤンキーを演じた慎太郎が最高だったな
彼を主人公にしたスピンオフが観たいくらい
高良健吾が屋上から降り立つところがツボにハマり1番笑った
なんなら巻き戻してもっかい見た(笑)
スーパーヒーローランディングではなく、仁王立ちのまま屈伸だけして堪えたのが面白すぎた
松也にはもっと狂って欲しかった気がする
頭部を強打したわけでもないのに、急に気を失って倒れたので、こちらはポカンとしてしまった
ある意味、正に漫画的な展開だったわけだけど
全体的には充分合格点の作品
ドラマ化とか、続編の映画とかあっても良さそうに思うが、旧Ｊを退所してしまうと難しいのか
旧Ｊ所属の慎太郎との共演が難しくなるのか
もうそんなくだらない忖度やら圧力やら言ってる時代ではないと思うんだけどな
