このレビューはネタバレを含みます
面白かったです！
劇中の大部分を占める部屋の中の様子が魅力的でした！締まった色彩と整然とした室内のビジュアルがエレガント〜
ピーターとアミール、ピーターとカールの関係性が対照的で、ドラマの奥行きの深さを増幅させていたように思いました！
カールの存在感がとても魅力的でした。室内空間への馴染み度合いがとても大きかった...！一挙手一投足が美しい〜！ピーターのカールに対する態度、おそらく多くの方がそうされたいとは思わなそうなものだとおもいますが、終盤のワンシーンでカールは彼にしかできない役割で承認を得ていたのかもしれないと思わせられました。はっとさせられるというか、個人間の関係性の複雑さやすれ違うことの容易さを改めて実感させられ、なおかつそれが比較的軽妙に語られているのが魅力的でした！
ピーターの人物像が、孤独の辛さ、有用性やエゴが行動へ混じる様や、依存心や愛に振り回される様を滑稽さのある言動で演じられており、観ていて引き込まれました！
