N70

ドント・ウォーリー・ダーリンのN70のレビュー・感想・評価

3.6
 自身の境遇が幸福であるか自由に判断することさえ許されない、固定的な価値観で支配された世界。個人の意思を奪われた女性たちの、抑圧された社会の恐ろしさを描く。
何がおかしいという違和感をアリス同様に、観ている者にも感じさせる不穏さが漂っている。
このままでいいのだろうかという疑念を抱いたアリスが体当たりで挑む姿を、フローレンス・ピューの迫力のある演技が、作品の壮大さを盛り上げ、凄かった。
N70

N70