456京都公式

ドント・ウォーリー・ダーリンの456京都公式のレビュー・感想・評価

5.0
夢なのか仮想現実なのか
どちらでも成立するのか

夢なら理不尽でも不自然でも
デタラメでも構わないけれど

仮想現実なら矛盾はなくして欲しいし
整合性と種明かしと説明をして欲しい

言いたいことはわかります
ジェンダーロールとの戦い

違和感を積み重ねていくタイプの
ミステリーも嫌いではありません

たぶんアタクシの需要というか求めるものと
制作側の供給が噛み合っていないのでしょう

万華鏡のようなダンスや俯瞰の料理
執拗にくり返されるシークエンスも

映像はこだわってたしすごくおしゃれだった
ある種の催眠効果にトリップしそうになった

ウンパルンパみたいな赤い追跡スタッフ
スタイリッシュなほうがダサくなるのね

あとよく洋画と聖書のつながりを指摘する
あるいは指摘できない映画評論をみるけど

アリスという名前のキャラクターはほぼ
必ずあの国のアリスを指していますよね

結局はなにも解決しないところ
判断を観客に任せすぎなところ

アタクシのオールタイムベストのとある作品を
全然似てないのになぜか思い出してしまったよ