456京都公式さんの映画レビュー・感想・評価

456京都公式

456京都公式

映画(99)
ドラマ(0)
アニメ(0)

フォロウィング 25周年/HDレストア版(1998年製作の映画)

5.0

このタイミングで
リバイバル上映されている
クリストファーノーラン監督作品

オッペンハイマーは長すぎて
鑑賞を回避しているのだけれど
この作品はいい具合に短い

この作品の監督のだーれだクイズがあっ
>>続きを読む

荒野の用心棒 4K復元版(1964年製作の映画)

5.0

山田康雄氏のイメージ(ルパン)や
黒澤明監督の元ネタ(用心棒)の印象で
軽妙な作品かと思いきや
いたってシリアスで
ほとんどハードボイルドなのだ

だから元ネタと比較するのは
あまり意味がない気がする
>>続きを読む

ZOO(1985年製作の映画)

5.0

ぶん殴られた気分である
なかなか立ち上がれない
4作品一挙上映と言われても
パワーはそんなにすぐには回復しないのだ

双子はバランスが良い
シンメトリー的なイメージはある
両性具有もバランスが良い
>>続きを読む

天使の復讐(1981年製作の映画)

5.0

何かにつけて
オトコを目の敵にするオンナがいるけど
フェミニストって言うらしい
ミサンドリーがモチベーションになってるらしい
ターナちゃんと同じですね

本来なら味方であるはずの
「理解を示すオトコ」
>>続きを読む

マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

5.0

花粉症とおぼしきオッサンが
後ろのほうの席で
最初から最後までずーっと鼻水をズルズルすすりつづけてた
そして5分に1回デカいくしゃみをしてた
終映して館内が明るくなった瞬間
すべての客がオッサンのほう
>>続きを読む

ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人(2023年製作の映画)

5.0

たぶんフランスの次に
デュバリー夫人がよく知られてるのは
日本じゃないかと思ったりもするのですが
アタクシもご多聞にもれず
やっぱりあのマンガを通じて存じ上げております

とは言っても
しばしばポリニ
>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

5.0

2023最後に映画館で観た作品
2024最初に映画館で観た作品
どちらもブシェミだなんて
アタクシの世界どうなってるの?

この作品
VHSやDVDやサブスクで
これまで何回観てきたことでしょう

>>続きを読む

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

5.0

あまりにも身に覚えがある

幼稚園のころから
木造の別校舎に呼び出されて
いろんなテストをさせられてた

迷路を解いたり立方体になる展開図を選んだり
ぐちゃぐちゃに描かれた図を見せられて
なにに見える
>>続きを読む

リアリティ(2023年製作の映画)

5.0

日本でボンヤリ生きているアタクシは
2016年の大統領選挙のことなど
頭からすっかり抜けてしまっているのである

アタクシはひとの顔を覚えられないので
スノーデンと厚切りジェイソンは
どっちがどっちか
>>続きを読む

私がやりました(2023年製作の映画)

5.0

そりゃそうなるわいな

そうはならんでしょ
の見事なバランス

誇張したかと思ったら
次の瞬間には突然遠慮するバランス

なおかつ
必要なことはするけれど
いらないことはやらない
の絶妙なバランス
>>続きを読む

ドミノ(2023年製作の映画)

5.0

はっきり言って
スケールが小さいのだ

まさにスタジオをゴルフカートでぐるぐる回る規模感
だからあんなネタバレには
ニヤニヤはしたけどなんの驚きもないのよ

映画館で観た予告編に
まんまと引っかかって
>>続きを読む

SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

5.0

前略
クエンティンタランティーノさま

監督業を引退されるそうですが
あなたのイズムはこうやって受け継がれています
というか
あなたの個性は強烈すぎて
いつでもだれでも
すぐにマネができるのですね
>>続きを読む

オペレーション・フォーチュン(2023年製作の映画)

5.0

それにしても覚えにくいタイトルですね

ガイリッチー作品と知らずに鑑賞しました

さすがのオープニングにさっそくそそられます
これにやられない客はいないでしょう

ガイリッチー作品と知らずに鑑賞しま
>>続きを読む

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

太田澄子の
「偽善者ぶって!」というセリフは大間違いである
「善人のふりをするな!」
あるいは
「この偽善者が!」
で良いのである
こういった言葉の誤用や違和感がやたらと気になってしまって
作品に没入
>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

5.0

デヴィッドフィンチャー監督が
好きか嫌いかと聞かれたら
迷わず好きと答えるのだけれど
うーん

パリ
最初のミッションしくじると思ったでしょ?

ドミニカ
近しい女性が危険な目に遭ってると思ったでしょ
>>続きを読む

カンダハル 突破せよ(2023年製作の映画)

5.0

完全にガンダムだった
クライマックスでノーマルスーツどうしの一騎打ち
そのあとは帰れるところがあるんだと飛行艇に収容される
タイトルがすでに「ランバラル特攻!」っぽい
そう言えば「強行突破作戦」「コア
>>続きを読む

イノセンツ(2021年製作の映画)

5.0

今月で
というか明後日で閉館する
京都みなみ会館で鑑賞してきました
この映画館がなかったら
アタクシの暮らしは
もっともっと
いま以上にカラカラに渇いていたでしょう

そしてもし
アタクシが
イーダや
>>続きを読む

AKIRA 4Kリマスター版(1988年製作の映画)

5.0

漫画の仕事をしていた叔父が
大友克洋の出現にカルチャーショックを受けていたのを
当時中学生だったアタクシは目の当たりにしていた
「スターログ」が並べられていた叔父の仕事場で
双葉社から出てる大友克洋の
>>続きを読む

探偵マーロウ(2022年製作の映画)

5.0

セリフがいちいち気取ってるのです
サスペンス映画ならもっと
事実を淡々と積み上げて欲しいのだけど
ちょっと引っかかるというか
思わせぶりなセリフばっかりなのです
これじゃミスリードどころかミスディレク
>>続きを読む

コロニアの子供たち(2021年製作の映画)

5.0

映画館でみた予告編が
この作品のすべてでした

コロニアは地名かと思ってたら
コロニーのことでしたが
そうなると「子どもたち」の映画だったかどうか
ちょっとゆらゆらします
予告編で観た通りです

実際
>>続きを読む

EO イーオー(2022年製作の映画)

5.0

「瀕死のロバは電気ロバの夢を見るか」

冒頭からいきなりロバの復活劇場が
このシーンを忘れるなよ!と言わんばかりに赤くチカチカ点滅します

そして終盤近くで
ロバを救い出して心を通わせたのかと一瞬だけ
>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

5.0

夢なのか仮想現実なのか
どちらでも成立するのか

夢なら理不尽でも不自然でも
デタラメでも構わないけれど

仮想現実なら矛盾はなくして欲しいし
整合性と種明かしと説明をして欲しい

言いたいことはわか
>>続きを読む

パリタクシー(2022年製作の映画)

5.0

昭和に多感な時代を過ごしたアタクシは
フランス映画を観るたびに
甲斐バンドの「ポップコーンをほおばって」が
脳内で必ず再生されるのだけど
ポップコーンを食べながら映画を観たことはない

蛇足ながら例に
>>続きを読む

デスパレート・ラン(2021年製作の映画)

5.0

アタクシの直近のレビューは「search/ #サーチ2」なのだけど
あれよりもっと身近な
たいていのiPhoneのトップ画面に並んでる機能を駆使するサバイバル映画でした

キャスト少な!
景色キレイ!
>>続きを読む

search/#サーチ2(2023年製作の映画)

5.0

そうはならんやろ
と思ってしまうのは、アタクシがグレース母ちゃんと同じかそれ以下のITレベルだからかな
中学1年のときに、貯めてたお年玉をはたいてPC-8001を買ったというのに、スマートウォッチもS
>>続きを読む

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

5.0

反日映画です
劇場版コナンの「絶海の探偵」でさえ
旭日旗が出てくるから韓国では上映されてないらしいけど
本作では思いっきりドドーン!と登場しています
でも設定は陸軍なのに出てきたのは海軍の旭日旗じゃな
>>続きを読む

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

近ごろ「美人すぎる〇〇」と騒がれてる存在は
かつて「〇〇界の百恵ちゃん」と呼ばれていたよね
たとえば
みせるための筋肉と使う筋肉はちがう!なんて説を覆す好例とも言える西脇美智子さん
そんな彼女が成人映
>>続きを読む

エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

5.0

見た目は子供 頭脳は大人

前日譚というのか
エピソード0というべきなのか
観客全員が少なくとも結末だけは
もれなく知っているというのは
すごく高いハードルですよね
でもこの作品は
決して予定調和に
>>続きを読む

ノック 終末の訪問者(2023年製作の映画)

5.0

いつもいつもどんでん返しを期待するなんて
心が汚れているのですよ
登場人物を信じましょうよ
そしてまずは全てを受けいれましょう
せっかく2023年らしく
多様性のあるいろんな立場のひとが出てきているの
>>続きを読む

メグレと若い女の死(2022年製作の映画)

5.0

「劇場版名探偵コナン!メグレと若い女の死」やな
いやマジで体型から服装から雰囲気までそっくり
本作の主人公は「なに〜⁈」とは言わないけど
お約束の「犯人は左利き」は出てきたし
目暮十三が帽子を脱がなく
>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

5.0

この作品は気とカラダの映画。
そもそもプラーナとは「気」のこと。詳しくは語り切れないが、東洋医学でいうカラダを動かす根源的エネルギー。
オリジナル版では大野剣友会がアクション、つまりカラダによって気持
>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

5.0

♪ アダムと〜イブが〜林檎を食べてから〜フニフニフニフニ 跡をたたない〜
若いひとは知らないだろうけど
「スーパー男性アイドル」郷ひろみと「名女優」樹木希林のコンビが
今から45年前にそう歌っていたの
>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

5.0

いやぁ凄い映画だった(特に前半)。
生まれてから3回しか飛行機に乗ったことのないアタクシでも、この映画は怖かった(特に前半)。
韓国映画のテイストはほとんど昭和の東映映画なんだけど(個人の感想ですよ)
>>続きを読む

母性(2022年製作の映画)

5.0

もったいないもったいない。
日本のミステリー史に残る傑作小説を
こんな映画にしてしまってもったいない。
決してつまらなくはないのよ。
原作者がテーマに選んで
359ページの文章にして伝えたかったのは
>>続きを読む

>|