けーな

ムーラン・ルージュのけーなのレビュー・感想・評価

ムーラン・ルージュ(2001年製作の映画)
3.4
映像は、すごく好きな雰囲気だった。衣装と美術でアカデミー賞を獲得しているのも、頷ける。

音楽も、とても良かった。19世紀のパリが舞台だから、その時代に合わせた音楽が使われるのかと思いきや、音楽は、現代の物を使っている。それが、この映画の面白いところだろう。サウンド・オブ・ミュージックの曲や、ビートルズやマドンナ、クィーンにエルトン・ジョンなど、有名なミュージシャンの曲が次から次へと出てくる。私としては、ザ・ポリスの「ロクサーヌ」が出てきたので、嬉しかった。しかも、主演のユアン・マクレガーとニコール・キッドマンは、吹き替えなしで歌っているというから、素晴らしい。

しかし、ストーリーは、私は、それほど、はまらなかった。もともと娼婦だったサティーンが、急に出会った上流階級出身の若者に、急に恋に落ちて、公爵を受け入れなくなるというのは、無理があると思ってしまって。純愛を貫く悲恋ではないでしょと思ってしまって、入り込めず。

それでも、とにかく、ユアン・マクレガーは、とても良かった。あのキラキラした瞳が、最高。今作はユアンを見るための映画だなと思った。

そして、ジョン・レグイザモが、すごく良かった。とても目を引いた。画家のロートレックを演じている。
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