“見てくれて うれしい。”
»シェルターを運営して社会奉仕に身を捧げる母と、自分のフォロワー中心のZ世代の配信シンガーの息子…当然にお互いを分かり合えずにすれ違ってばかりで、そんな中でそれぞれに気になる存在が現れて距離を詰めようとするのだが。
はい、俳優ジェシー・アイゼンバーグの初監督作品ってコトで見てみましたが…なるほど、派手さはなくとも彼らしく はにかめるような余韻に。
うん、価値観が全く違う母と息子ながらも、それぞれに自分の価値観は正しいと他人にも押してしまって空回っちまうあたりが、やはり血は繋がってるんだなぁと。
そう、灯台下暗しで、世界を救おうとする前にまずは相手のことをしっかり考えないと…そういう人々を最近ニュース等で良く見かけるだけに、思わずニヤリ。
そんなラストはほっこりと巧みだったし…音楽の使い方がとても印象に残るし、ジギーって名前が洋画好きにはニンマリ。
なお、キャストでは、ジュリアン・ムーア…流石の母親役の好演ぶり。
息子役はフィン・ヴォルフハルト…いい味出しまくり。
さらには、アリーシャ・ボーらのサポートも良き。