第95回アカデミー賞主演男優賞を受賞したブレンダン・フレイザーの演技はトレイラー通り、確かに見応えがありました。
他にも助演女優賞にもノミネートされていたホン・チャウとの軽妙なやりとりや、ストレンジャーシングスまんまの娘役セイディー・シンクに次いで、アイアンマン3からいつの間にかでっかくなってた宣教師役のタイ・シンプキンス、久しぶりにみた元嫁役のサマンサ・モートンらとの掛け合いなどなど見どころは意外にも多く、それなりに感動もしました(2回ほど泣けた)し退屈もしなかったです。
ただ、それら人間関係の取り巻きが生ける屍同然の主人公チャーリーに対して、必要以上にせ巻き起るイベントが次第にリアルじゃないと感じました。ドラマだから仕方ない事は分かってはいるが、特にタイ・シンプキンスと娘との関係性が思わせぶりで発展しないし、それならまるっと省いてもよかったような..
部屋から一歩も出ない設定なので舞台劇のような感じですが、娘と母親との私生活など視点を変えてみても良かったと思います。そんなこんなで決して悪くはありませんが、終わり方然り所々痒いとこに手が届かず惜しい作品でした
