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バービーのOhuのレビュー・感想・評価

バービー(2023年製作の映画)
2.7
トレイラーを最初見た時はライアン・ゴズリング頑張ってんなーってだけで、全くそそられずスルーしていた本作。やっとこさ鑑賞したけど、直感は間違ってなかった。のっけからオマージュの嵐で、2001年宇宙の旅に始まり、リトルブッダ、トイズ、フォレストガンプ(このパートだけは評価する)、魔法にかけられて、マトリックス、トイストーリー、レゴ ザ・ムービー、ビッグ、シュレック、ドンジョン、コブラ会などなどオマージュの嵐で、伝えたいことは分かるが、いちいちいらん事ばっかし過ぎてややこしくしてしまってる。トイストーリーベースやのに娘の存在が要らなすぎるのと、やっぱマーゴット・ロビーが好きじゃねぇ。結局は痛々しいところにしか辿り着けねぇんだよこの人。そして極めつけは未だに当たり役がないウィル・フェレル。ちっとも笑えねぇ空回りしたブッシュ元大統領っぽいアプローチもそうだけど、ファンタジーと現実世界との描き分けがコイツのせいで崩れてしまってる。一貫してるメッセージ性すらも曖昧になってるし。一番気の毒なのは、終始それらに振り回されただけのライアン・ゴズリング。らしからぬミュージカルパート(歌唱力は可もなく不可もなし)でこれまでのイメージ脱却を図ってたけど、決め手となるシーンがどれもパンチが弱く共演のシム・リウ然り失敗に終わってる。女性版トランスフォーマーと揶揄されてたけど、あながち間違ってなかったかも
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