竜どん

KKKをぶっ飛ばせ!の竜どんのレビュー・感想・評価

KKKをぶっ飛ばせ!(2020年製作の映画)
2.8
いつも通り安心安定Z級TOCANAブランドのクソ映画。
この手の作品にありがちな「人種差別」問題提起的社会性はどこへやら下衆な作りに終始していて逆に好感が持てますねw
ただ狩る側↔狩られる側どちらのキャラクターも作り込みが甘く感情移入がまるっと困難。KKK達の食人嗜好は直接描写が殆ど無く犠牲者も少ないので、主人公側の怒りの爆発が今ひとつ伝わってこない(初っ端登場の変態ジジイは中々ムカついたが)。オッここから主人公無双が始まるのか?という場面になっても案外苦戦したりしてイライラ(あんな罠に使うぐらいならショットガン手で持って撃った方が良くね?)。復讐劇としてのカタルシス成分不足。
画面構成も稚拙。キャラクター移動をロングでとらえるショットが妙に多く次の行動が大概バレバレなのは如何なものかと。ゴアシーンも目玉や耳など小部位の器官損壊で誤魔化すコトが多く迫力不足かなー。チャチい特撮はB級映画の醍醐味なのだから、作り物感満載でもどうせならもっと振り切って作って欲しかったかな。

追記
ブランドン(主人公)が低身長過ぎないか?逆にアンジェラ姉さんデカ過ぎ。
デルマーはもう少し大ボス感を出してくれー…。
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