1920年ドイツ制作。
100年前の作品を今観るという不思議。
100年後に未来人は今作られた作品を観て
「うーん、まあ100年前にしては面白いかな?」って感覚になるんだろうか。
それとも映画という概念はまだ残ってるんだろうか?
あらすじは、
田舎町のカーニバルでカリガリ博士という男が予言が出来る眠り男を使った見世物をしていた。自分の死期を尋ねた男が「明日の朝まで」と告げられ、翌朝殺されてしまう。友人の死に疑問を抱いたフランシスは真相究明に乗り出す…というもの。
CALIGARI !CALIGARI !!
カリガリ博士が狂気を伴って字幕がたくさん出てくるシーンが最高潮。
今でも通用する脚本。
回想録から始まるところも良い仕掛け。
紙のセットがエキセントリックで可愛さも不気味さもあってまさに幻想奇譚。
制作現場は舞台劇の延長とはいえ、初期ホラーとしてこの先も残る名作ですね。