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今夜、世界からこの恋が消えてものplantseedsのレビュー・感想・評価

4.4
君の膵臓をたべたいの、月川翔監督が、脚本。
三木監督作品。

三木監督作品は全て観ていませんが、個人的ベスト三木監督作品になりました。
近年で一番、邦画が豊かな年な気がします。

作品を通して思ったのは、利他に生きることについて。

主人公透は、記憶障害の真織の為にと、日々楽しく真織が過ごせるように、献身の思いで、彼女を喜ばせます。
彼をみていて、利他に生きることの大切さ、素晴らしさを見せてくれました。
やっぱり、本当の充実は、幸せは、利他に生きることから生まれるのではと感じた。
振り返ると、けっこう自分のことばかり考えてしまっているかもしれないと思いました。

脚本が月川監督ということもあり、キミスイを観てハマったものと同じようなものを感じた。

具体的に言語化できないのですが、青春映画として、誰でも作品に入れるような敷居の低さがありつつも、登場人物たちを通して「生きること」について深く考えさせる内容だからでしょうか。

古川琴音さん。メタモルフォーゼの縁側に続き、この作品でもいい味を出してます。
なんともいえない、演技に感じないくらいの自然さ。自然体。
それが演技がうまいということなのでしょうか。よくわかりません。
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