きょう

NOPE/ノープのきょうのレビュー・感想・評価

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
3.7
● "観る"ということの再定義
● 深読みすればするほど楽しめる
● ゲットアウトの方が好きだったかなぁ…

観る・観られる・観せる。私達が映画を観るときに期待しているもの。それはなんだ?求める感情は?

本作かなり"みる"ということに重点をおきつくられており、それは謎の飛行物体に対してだけではない。日本語的にいえば見世物だったり夢をみるという意味も比喩として使われていると思う。そのテーマ性やメッセージ性は非常に良く、色んな深読みをしてみても楽しめる。
視聴後あのシーンの意味は?考えれば考えるほど味が出る映画だろう。

ただ、私は全体的なノリがあまり合わなかった。どの登場人物も基本的には自身の探究心やロマンを追い求めるが故に私とは行動原理が違うのでなかなか感情移入できなかった。
電子機器が使えなくても電気を使わず、もっと簡単に撮影する方法あるんじゃないかと疑問に思わずにはいられなかった…。
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