磨

月の満ち欠けの磨のレビュー・感想・評価

月の満ち欠け(2022年製作の映画)
3.2
2017年に直木賞を受賞した佐藤正午の同名小説の実写映画化作品。
不慮の事故で愛する妻子を亡くした男と、27年前にある女性と恋をした男を結ぶ“瑠璃”という名の女性。「生まれ変わっても会いたい」という、強い願いが奇跡を起こす‥的な物語。

想像以上にファンタジー色が強い展開、泣かせる演技、過去も描く壮大な物語になればなるほど“アラ”が目立つ時代考証(笑)…

なんかアニメ含む邦画の感性(日本人的な感性とも)が思いっきり出た作品だなぁ、というのが鑑賞後の印象。ダメとかでは無いけど、個人的にはお世辞にも好きとは言い難い。
演技が素晴らしいだけにこの豪華キャストが逆に勿体無く感じてしまった。こういった作品ばかりに出演する有村架純もなかなか不憫だなぁ‥と。

そもそも前世の記憶をあれだけハッキリ引き継いだ子供なん気持ち悪すぎる。実際にいたら完全に変な宗教の手のモノと親含めて完全警戒モードですわ(笑)
磨