このレビューはネタバレを含みます
時代が違う不登校生たちが、鏡の世界に集まり、自分の居場所を見つけるヒューマンドラマ。
これすごいんだけど。
開始30分で全てを推察できてしまった。
彼ら7人が別の時間軸の人間であること。
北川先生が井上晶子だということ。
全てわかった。
すごくない?
井上晶子がストロベリーティーが好きで、北川が渡していたものもストロベリーティーだったこと。
みんなが北川先生に反応している中、晶子だけ無反応だったこと。
また、晶子は、違う意味で浮いていた。
中途半端にスポットが当たっているというか……。
微かな違和感をもとに推理したら見事に的中。
もう途中から映画としてではなく、答え合わせで見ていたよ。
全体的な評価としては、キャラがあまりたっていなかったように思えた。
政宗と金髪にした少年とか。
主人公といい感じになった少年も、ヒロイン枠にしては、パッとしなかった。
あと目立った演出も特になかったような……。
あ、あと、みんながオオカミに食べられた後に、鍵を見つけ出したけど、あれってよかったの?
五時を過ぎたからオオカミに食べられたってことは、主人公が鏡の世界に入った日時は、日本時間で五時を過ぎてることになるけれど……。
とか細かいこという男は嫌がられるか?
印象的なのは、フードコーナーで主人公たちが会話するシーン。
後ろのモブが全員動いているのはすごかった。
ああいうのって、一番大変なんだよなあ。
自分の慧眼に誇らしくなった一作だった。