ある会社への融資を巡る銀行員の人間模様を
描いた池井戸潤の作品。
融資を担当する銀行員。ある経営者から相談を
もちかけられる。一緒に事業を展開していた
会社が倒産。出資した資金を何とかしたいと
架空の会社に融資してと頼んできた。
弱みを握られている銀行員は融資に応じる。
当たり前のように返済はすぐに滞る。
不正がバレるのを防ぎたい。でもお金が…。
果たして。
お金を巡っていろんな人の思惑がうごめく。
銀行だけに金額がでかい。人間模様がおもしろい。
誰も疑わないのかな。トントン拍子過ぎ…。
と思ったらまさかの黒幕。悪いわ〜。
テンポもよく展開も分かりやすい。
ザ池井戸潤の作品で企業内部の生々しいところが
すごくおもしろい。