このレビューはネタバレを含みます
流石は池井戸作品！
時間を忘れてストーリーに没頭し、演者様の演技に魅了されました。
シェイクスピアの世界観を最初に味わえたからこその後味というか、その後のストーリーと対比しながら見ることが出来ました。
所々で味わう緊張感と当事者のように感じるカメラワーク。阿部さんのコミカルな演技と登場人物達の掛け合いが最っ高に魅力的で面白かった〜〜
真っ当な銀行員から道外れてしまった者は思った以上にいて、その中でも正直に生きる者と更に外れてしまう者。
全てを知ったあとに思い返してみるとあの場面でも知ってたんだよなあとか騙し騙される関係性とか面白要素が盛り込まれてて見入ってしまった。
結末になるにつれ物語が急激に進んでしまって2年後のストーリーになったので、事件の終息を最後まで丁寧に描いていたらもっと好きだった。
建築家の先生は1場面での登場だったけれど、こちらに与えた印象は大きくて会場が一体となって笑いに包まれてました
ドラマ版の池井戸作品も好きだけど、この緊迫感や緊張感を味わうならやっぱり劇場がいいなと思った。
