Airi

その瞳に映るのはのAiriのレビュー・感想・評価

その瞳に映るのは(2021年製作の映画)
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人間は何故辛い戦争を繰り返すのか
この状況下、これは過去の話にすることはできない
同じことが、まさに今、起こっている
直視できないような現実が。
国や兵士にとって知らない誰かの生命なんてこんなものなんだ…「次から気をつけろ」と。

「黄色い星のこどもたち」や「縞模様のパジャマの少年」然り、何の罪もない子どもたちがでてくる戦争映画はとても胸が傷みます。
子どもたちにはやっぱり無邪気に笑って、遊んでいてほしい、いつの時代も。

この映画はエヴァの最後の表情が全てだと思う。戦争は何もかも奪う。子どもから、笑顔や自分は生きているんだという感情でさえも。
それぞれの瞳に映るのはどんな空だったのか…
いま、それぞれが見ているのはどんな空なのか、
みんなが広く静かな青空を見られる世界が来ますように。
Airi

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