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さかなのこのRYOBEERのレビュー・感想・評価

さかなのこ(2022年製作の映画)
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魚が生物として好きなのに、釣りをして捌いて、食べることも好きだと言う矛盾性は正直どこかにあった。
(例えば猫などに置き換えると…)

さかなクンにもきっとそういう葛藤があったに違いない。
ミー坊には無さそう。笑

だが、作品を見てそんなものはどうでも良くなった。

ただ"好き"であるということが、言葉を持たずともここまで説得力を持つのか。
ヘンテコな映画なのに。

「テレビの向こうにミー坊の話を聞きたい奴いっぱい居ると思うんだよ。」

さかなクンは、沖田修一監督は、画面を通して未だ見ぬ"好き"の種を持つ者達に帽子を手渡そうとしているのだと感じた。

以下、個人的見解です。











作品の関係者に逮捕者や告発された人が居た際に、問題提起として「作品に罪はあるか?」という声がしばしば挙がる。
自分のスタンスは"各々が決めれば良い"である。
何故なら人でないものに下すその罪は何処までいっても主観でしかないから。
当事者で無いのなら特に。

観ない事もあるし、関係あらへんと観る事もあるし、観てから何かを思う事だってある。
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