電気羊

ブルドーザー少女の電気羊のレビュー・感想・評価

ブルドーザー少女(2021年製作の映画)
3.9
なかなかにパワフルな少女のリベンジムービー。

親父は中華料理の店主ながらアル中のギャンブル狂で、飲酒運転で人をはねたあげく植物人間となり死亡する。
残された家族は、主人公の少女と弟。
父親がギャンブル狂で授業料も払えないため少女は学校高校にも行かず左腕に龍のタトゥーを入れ、いじめっ子グループに仕返しをしたり、弟をイジメるガキどもを〆るなどパワフルな性格であった。

そんなある日、父親が飲酒運転した盗難車で人を撥ね訴えられる事案が発生する。
父親は自己の後遺症で植物人間状態になり残された少女が一人で中華料理店と弟の面倒を見ることに。
だが、父親はただのギャンブル狂ではなかったし、人身事故も歩行者立ち入り禁止区域に無断侵入した歩行者の瑕疵であることが判明。また、店を改装した直後に土地の所有者で市長立候補をしている防衛機会社の社長から建物を売却すると騙され、店舗を強制的に手放すことになってしまったことも父親が残した社長との諍いの録音記録から明らかになる。

真相を知った娘は、父親の仇を討つべく職業訓練学校で身に付けたブルドーザーの操縦技能を活かし、父親を騙した社長の会社と自宅マンションを襲撃。徹底的に破壊する。
その破壊活動により警察により検挙された少女だったが、暴露した社長の悪事により、減刑請願等により実刑は待逃れる。

娘が弟とともに新生活を立て直そうとした最中、娘のスマホに父親が残した数社の本件会社の保険金が億単位で銀行振込された通知を受け取るのであった。

まあ、なんだかんだ言ってもやっぱ金がないと生きて行けんのだよね。
電気羊

電気羊