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夢のprocerのレビュー・感想・評価

(1990年製作の映画)
3.9
30年前に観たときと、
今観た時の感想が大きく違った。

現代に対する警鐘。

トンネルの夢は
当時恐怖が先だったが、
今観ると涙が止まらなかった。
当時存命だった父は、15歳で
出征して命からがら戻った。
生々しい戦争の話を聞いたものだ。
だからこそ、当時父には
みせる事が出来なかった。
なんとなく、亡霊化された
英霊に冒涜を感じたので。
今はただ、父が観たらどう思っただろう?
そう思うだけ。
このエピソードだけ、
際だって印象に残っている。
今も、30年前も。

お葬式の音楽も、何故か耳に残る。
あとはなんと言っても原発のエピソード。
当時は何とも思わなかったが、
現実に放射能が脅威となる日が
こようとは。
人間は恐ろしくて、残酷だ。
そして長介さん、皮肉な事に
30年経っても愚かな人間のせいで
志村さんが不本意ながら
そちらに逝きましたよ。。
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