原作が好きで、好きな俳優さんも多く出演していたのに、映画館で観ることができず、ようやく観た。ただ、原作を読んだのは数年前なので、どこからが映画の創作なのかまではわからなかった。
ずっとMVを見ているような感覚になった。
水墨画はもちろん、画面全体がとてもきれい。音楽も素敵。映像がきれいなら自分は満足してしまうのでいいんだけど、終始ずっときれいだなぁと思ってしまうのが、逆に作り物ぽさも強く感じたかな…
形は違えど、苦しさに立ち向かっている二人が、静かにそれを乗り越えようとしているところが、水墨画の雰囲気にあっている。
墨の濃淡だけで人の心を打つ作品を作ってしまう水墨画はかっこいい。
映画としての良し悪しはわからないけど好きです。