大学生の青山霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で水墨画と運命的な出会いを果たす。
白と黒のみで表現された水墨画は霜介の前に色鮮やかに広がり、家族を水難の事故で失ったことで深い喪失感を抱えていた彼の世界は一変する。
巨匠・篠田湖山に声を掛けられて水墨画を学ぶことになった霜介は弟子入りし、初めての世界に戸惑いながらも魅了されていく。
「線は、僕を描く」
このタイトル通り、水墨画のストーリーともう一つのストーリーが並行して在るのは予想がついたが、そのもう一つのストーリーというのが青山が家族を水難事故で亡くし深い悲しみの中を生きているが、水墨画と出会い自分の心と向き合うことで自身の絵を確立させるという、サブストーリーがけっこう重めだったけど、横浜流星が青山というよりも横浜流星そのまんまだったにで、重い話だけどあんまり共感とかはできなかった。
いくら悲しい役でも殻に閉じこもっている役でも横浜流星にしか見えず、役として見れなかった。
あと強いていうなら、一番最初のワンカット目の横浜流星ドアップがいまいちイケメンに見えなかったのでこのスコア。
途中のyamaの主題歌が流れたのも雰囲気ぶち壊しで要らなかった。
この映画は三浦友和と江口洋介がいないと成り立たなかったんじゃないかくらいの名演技でした。さすが大御所！
もっと水墨画メインの映画かと思ってました。青山の家族ストーリー配分多め、水墨画にしても師匠弟子関係の話多め、もっと描いてるところが見たかったよ。
