Nちゃん

MEMORY メモリーのNちゃんのレビュー・感想・評価

MEMORY メモリー(2022年製作の映画)
3.4
完璧に仕事を遂行する殺し屋として、裏社会で絶大な信頼を得ていた殺し屋のアレックスは、アルツハイマー病の発症により任務の詳細を覚えられなくなってしまい、引退を決意する。
これが最後と決めた仕事を引き受けたアレックスだったが、ターゲットが少女であることを知り、契約を破棄。
彼の唯一の信念である「子どもだけは守る」を貫くため、アレックスは独自の調査を進める中で、財閥や大富豪を顧客とする巨大な人身売買組織の存在を突き止める。


真実も正義も揉み消され無かったことにされる現実なんてこの世にはごまんとあるだろうけど、それに違和感を覚えた警官がスッキリさせてくれる結末でした。
これすらもドラマだけど、もし法の裁きによって制裁が与えられないと知ったら私が復讐を与えるならこうするだろうし、こうすることでしか得られない正義の処罰も必要なときがある。

リーアムニーソンがアルツハイマーを発症する設定はリーアムの年相当な設定にぴったりだと思うし、70歳で無敵の殺し屋演じるのも見たいけど無理あると思うんで。

リーアムにフォーカスを当てながらもリーアムに頼りすぎず、ガイピアースの熱血ぶり警官も良いストーリー展開に貢献されていて、リーアムばかりが頑張る作品になっていなかったのが逆に良いと感じた。

ストーリー上ド派手なアクションシーンやガンガンの銃撃戦はあまり無いけれど、犯人を追っていくごとに大事件に繋がっていく展開は軸がしっかりある大人のドラマに仕上がっていた。
リーアムニーソン大ベテランの品格ここにあり!
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