ジャパニーズホラーならぬ、ジャパニーズSFの傑作が生まれた。
海外のSF映画をまねして作っては失敗している日本映画界であるが、本作はホラー要素とSF要素を足して見事に日本独自のSF映画を作ることに成功した。
出だし、人の出し入れが少し雑な部分も感じた。ほんの数分であるが、急いで登場人物を紹介しようとするあまりに、早急すぎる出し入れをしてしまっているように感じた。その流れが終わったあたりから、次第にSF映画としての本領を発揮する。
ホラー映画好きも楽しめるが、なによりSF映画好きに観てほしい作品。