ラストで胸中複雑になってしまい、どう考えたらいいのだろう?と思ってしまった。
人は見たものを自分の見たいように、無意識に、時には自分をごまかしてでも見る。
自分を一番下に置きたくないからなんとしてでも自分より下になる者を探す。
街で流布されている噂は話半分にとどめておく。これは身の回りにも活かされるなと思った。
でも、味方になろうと思ったこの気持ちをラストのラストでひっくり返されて、心の置き所に戸惑ってしまい、人間不信になりそうだ。
これがフィクションで良かった。純粋さを傷つけられる、映画だから傷つけられても納得できる。そう思った良い作品でした。