Kota

クラークスのKotaのレビュー・感想・評価

クラークス(1994年製作の映画)
4.9
“強制じゃない、自分の意思だろ。こんな仕事代わりなんて誰でもできる。他の客を見下して安心してるくらいなら、なんで店員なんてやってんだ。”

[ヴューアスキューニバース 1作目]最高に好きな映画。コンビニ店員のダンテと隣のビデオショップの悪友ランダルの一日の物語。おかしな客や気が強い彼女や店の外にたむろうドラッグの売人。そんな“変な奴ら“によって退屈な1日に色が加わっていく。ジム・ジャームッシュのような何ともない人々の1日を切り取った世界にブラックユーモアと下ネタを足した感じ。撮影は監督自身が働いていたコンビニ、出演者はほとんど監督ケヴィンスミスの友達で構成されている。

全体的に会話のセンスとキレのよいジョークがカッコよくて、コンビニという狭い空間且つモノクロとは思えないほど機転に富んだ映画。冒頭の「昨日も閉めまで働いたのに」のセリフと音楽、タイトルコールから最高にイカしてる。めちゃくちゃ好み。映画を愛するみんなに見て欲しいな。

ちなみにヴューアスキューニバースとはケヴィンスミスの映画世界のこと。全ては一つのユニバース(世界)であるから同じキャラが違う映画で出てきたり、他の映画の出来事が話題になったりする。ケヴィンスミス自身はサイレントボブというキャラでほぼ全ての映画に出演。この世界に移住したい。