クラークスの作品情報・感想・評価

「クラークス」に投稿された感想・評価

ちかミ

ちかミの感想・評価

3.6
コンビニと併設のビデオ屋でバイトする若者の1日。グダグダの能天気さがなんだか懐かしい。もうこの手のジャンルは死滅しちゃったのかなあ。

ケヴィン・スミスのコメディセンスは第1作にして完成してます。ショートコントと会話劇で90分持たせたのはお見事。
休日返上でバイト先のコンビニに出勤することになった青年が、有象無象の輩を相手にした接客を強いられてしまう。コンビニ店員のジタバタを描いている、ケヴィン・スミス監督のデビュー作。

監督自身のバイト経験を下地にしながら、来店する客人・友人たちの言動を戯画化させている作品。全編に渡って、整合性のない「雑談力」が発揮されており、タランティーノ監督(本作の2年前にデビュー)のそれを凌駕している。

いわゆる「ボンクラ劇」に位置付けする内容だが、行動力のある陽性のボンクラが題材となっているため、モテない童貞君のジタバタとはベクトルが異なる。異性交遊を前提としている時点で、私個人の青春期とのオーバーラップは難しい。

主人公の内面のドラマでは、恋人の経験人数に葛藤するシークエンスが主題となっている。これは、後の「チェイシング・エイミー」に引き継がれる要素であり、監督が抱えているコンプレックスが窺い知れる。
Netflixで保留していたらいつの間にか消えていたからDVDで改めて鑑賞。

デビューしたてのジャームッシュ作品を90年代風にしたような雰囲気と撮り方は中々に好み。

スーパーとかの可笑しな奴らの日常を眺めているだけで面白いってのも良い。

見終わっても下らないからか大して余韻とか残らないけど、それもご愛嬌か。
UKEL

UKELの感想・評価

4.0
ずっと会話劇だけど面白いから全く退屈しなかった。猿ばかりのコーヒー&シガレッツみたいで最高。
ビデオ屋の悪友むっちゃ好き。
最後、コンビニを閉める時の空気が超良い。
coboss

cobossの感想・評価

3.0
ケヴィン・スミスのデビュー作ということで噂だけ聞いていたのだが、Amazon Videoで安かったので思わず借りてみました。なるほど、タランティーノ・ファンが喜びそう。暴力抜きで対話ばっかりのタラみたいな感じである。いろいろ良い人過ぎるダンテ君だが、爺さんにトイレ貸してやったのはやりすぎなのでは。ブラック・バイトはきっぱり断ろう!店の前で役を打ってた二人組の片割れ、サイレント・ボブがケヴィン・スミス本人の模様。
元

元の感想・評価

-
主人公にとってはいろいろ起きてこんな日になるはずじゃなかった1日をゆるい笑いとともに描く。
ところどころ刺さる言葉もあり。
ケヴィンスミス監督作品の、
ジェイ&サイレントボブのコンビが大好き!
N

Nの感想・評価

4.0
面白い。なんだこれ。
コンビニ店員ダンテの悲惨な1日が約90分で描かれてるんですが、なんて事ないテンポの良い会話を楽しく見ていたらいつの間にか再生してから1時間4分でビビりました。もう終わってまうやんけ、てなったわ。モノクロなのもまた良いですね。

無理やり起こされて店の準備をするシーンからのタイトルバックが好きすぎて何回もリピしました。
なんだか自分と被るものがあってこのタイミングで見てよかったなと。
ぬるま湯に浸かっててそこから自力で抜け出す勇気は私もないんですよね。あ、コンビニ店員では全くないんですけど。
自分の意思で決めた仕事だし、自分の意思で多少無理してでもいつも職場に向かってるし、でも、「自分がいなきゃこの店が始まらないと思ってるのか」って台詞でなんだかハッとした。
くだらなくて楽しいながらにも大切な事を教えてくれるお話でした。
めっちゃ私情挟んでるけど。勇気をくれてありがとう。
シフトが入ってなかったのに突然コンビニバイトを、しかも終日任された21歳の青年の1日に起こった出来事をただただ映したモノクロ映画。

ずっとベラベラ喋っているのに、これが非常に面白い。次々と違う話題が出てくるので飽きなかった。おそらく劇中6つか7つくらいの小エピソードが散りばめられていて1本の映画となっているが、その中で印象に残っている会話を1つ……

スターウォーズの『帝国の逆襲』と『ジェダイの帰還』についての話になり、1人のギークがデス・スターについて語り出す。1回目に破壊されたのは完成されたデス・スターだから悪者だけが吹っ飛ばされた。しかし2回目に破壊されたデス・スターは未完成だったため建設中というのが分かる。ストームトルーパーは殺ししかできないから、つまり暗黒面はどこかの建設業者を雇っていて、そいつらまで吹っ飛ばされたということになる。それが俺は腑に落ちないんだと…。

最高かよ、こいつ(笑)
これはレンタルビデオ店で働いている親友との会話。こんな調子で約1時間30分流れるが不思議と飽きる事は1秒たりともなかった。
ケヴィン・スミス扮するサイレント・ボブは
たった一言しか発しない♡
そして突然のダンス✧
ジェイとサイレント・ボブの独特の空気感は笑える♬

女の私からするとただ下品な単語を連発するだけの
面白味なんて少しも感じない会話のオンパレードだけど
ケヴィンの創り上げる圧倒的カジュアルな空間や
圧倒的カジュアルな人物同士の汚い会話の中で感じる
意外とピュアで強固な繋がりだったり
大人とも子供とも言えないこの年代特有の
なんとも言えない匂いだったり埃っぽさだったり
落ち着きの無さだったり意味不明さだったりが
私は何気に好きだ♡
何故かなつかしい気持ちになるし羨ましくも感じる✧

言葉使いとか態度とか表面的にはがっつりDirtyだけど
中身はチャーミングなゆるゆるMOVIE♬
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