“結論への根拠が足りない場合は、その時の状況で判断するしかない。”
第90回アカデミー作品賞ノミネート6/10。23年パルムドール賞、24年アカデミー脚本賞を受賞した裁判映画。この手の作品が日本でも満席を続出させるのは、もちろん賞の力もあるけれど、とても嬉しい気持ちになる。
真実なんて分からなくて、実は私たちはその周りの“理由”や“根拠”に基づいて事実を決めているのかも。オーソドックスな裁判映画と違い、リアルだからこと終わった後のもどかしさ。一緒に観に行った人と解釈が全く分かれたのもこの映画の凄さの一つなんだろうなと。ザンドラ・ヒュラーさん、演技力おそろしい女優さんだ…。