ここにいるはずじゃなかった!!
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お気楽コメディの名手ともいえようケヴィンスミスの記念すべき1作品目。自主制作ならではのオフビート感やコミカルでシュールな章立てはジム・ジョームッシュのような見応えで、一気にこの世界に引き込まれてしまう。
情けないダンテとテキトーなランダルのコンビ・バランスが最高すぎて、こんなやつらと友達になりたいような、なりたくないような。
多くの描写や物語が突拍子のないようだけれども、グダグダ伏線になっていく。
デス・スター論考や彼女の経験人数話なんて、かなりしばらく覚えていそうだ。
記憶に残る雑談っていいなぁ。
そして終盤に向け、
ランダルの言葉が突如胸を刺してくる。
こういうところでしっかり物語としてのフレームを抑えて、ストンとする。
こういうテキトー人間風の器量が凄い奴って、同級生に居たよなぁ。
ほんと、ずっと憧れてたよ。
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破茶滅茶な男同士の友情を見た後は、
破茶滅茶な女同士の友情を、ということで、次の作品はスペインのペドロ監督の処女作『ペピ、ルシ〜』を。