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赤い糸 輪廻のひみつ/月老 また会う日までのnのレビュー・感想・評価

4.0
『あの頃、君を追いかけた』と『神と共に』という死ぬほどつまらない二本(ごめん)を合体させ、さらにキュート&アイコニックなもう一人のヒロインと怨霊ホラーと感動の忠犬物語(と、しょうもないギャグ)を足したら死ぬほど面白くなったという、驚異のエンタメ全部盛り映画だった。というか、普通はここまで足しまくったら破綻すると思う。ギデンズ・コー、すげええええ。『あの頃~』が全然好きじゃなかったので『怪怪怪怪物!』もスルーしてたけど、これからは全部観るね…。そして彼の作品だけにとどまらず、久々に最新の台湾映画を追いかけるか~!という気持ちにさせてくれてとても嬉しい。

それにしても馬志翔は相変わらずかっこいい。というか、馬志翔が出てなかったらそもそもこの映画を観に行っていないので大感謝である。(ありがとうございます!!!ありがとうございます!!!)鬼頭成、「500年」の迫力と説得力もあれば、悪役なのにどうしても同情したくなってしまう哀愁も漂っているという、馬志翔におあつらえ向きの魅力的なキャラクターだった。ギデンズ・コー、やるな…。そしてアクションができるのはもちろん、ド派手VFXにも全く負けないことがわかったのでぜひMCUに出てほしい、というか本作で「MCUヴィランの馬志翔」が見られたも同然かもしれない。(ありがとうございます!!!ありがとうございます!!!)もしこれから本場の方に出るならぜひ『エターナル』の続編でお願いします。

ちなみに今のところ本作は権利の関係上、日本では配信も販売レンタルもない予定とのことなので、気になっている方はぜひ上映中に映画館へ(いや、これを買えないとか耐えられないんだが!?何とかなってほしい)。とりあえずもう一回は観に行きたいと思います。
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