フォン・エリック・ファミリーのことを全然知らなかったので、あまりのことに呆然としてしまった。逆にフィクションだったらこんな展開にはできないだろうと思うほど嘘みたいに悲しい話で、どうしてこんなことになる>>続きを読む
『あの頃、君を追いかけた』と『神と共に』という死ぬほどつまらない二本(ごめん)を合体させ、さらにキュート&アイコニックなもう一人のヒロインと怨霊ホラーと感動の忠犬物語(と、しょうもないギャグ)を足した>>続きを読む
なんで私という奴はこの題材の映画を観て「タイモ・ワリスがかっこよかった」しか覚えてないわけ?アホなの?と数年前の自分に憤りながら第二部を再生したが、特典映像まで観るとそれはある意味で監督の術中にはまっ>>続きを読む
植民地支配の内実(大量虐殺、土地と資源の強奪、経済的搾取、性的搾取、強制移住、文化の抹消と強要、コミュニティの分断…)を克明かつ平易に簡明に描いた映画で、植民国家イスラエルによるガザ地区ほかでのジェノ>>続きを読む
面白かった〜。めちゃくちゃ笑ったし、今後ほとんどの大河ドラマ(NHKのやつ)がバカバカしく見えそうな出来で最高でした。衣装や美術やキャストが大河級に豪華なので尚更。
当たり前だけど、武士だの貴族だのが>>続きを読む
俳優陣は当然全員素晴らしいし映像も美しいけれど、フランツ・ロゴフスキですべてを誤魔化そうとするな!アデル・エグザルホプロスをこんなつまらない役で使うな!ベン・ウィショーがそんなアホなわけないだろ!この>>続きを読む
イ・ジョンジェが撮るイ・ジョンジェめちゃくちゃかっこよかったし、イ・ジョンジェはとにかく演技が上手すぎる。成人男性が主役のあらゆる映画はイ・ジョンジェ主演にしたほうがいい。チョン・ウソンはトム・クルー>>続きを読む
開始5分で平岳大とジャイモン・フンスーに会えるのはありがたいことこの上ないのだが、全体としては正直かなり微妙…。嘘みたいな展開には驚愕し興奮したものの、元の実話およびモータースポーツ自体が持つ面白さや>>続きを読む
パオロ・ヴィルズィの映画って「右も左も、老いも若きも、金持ちも貧乏人も、男も女も、みんなどっちもどっちだよね!」っていう結論ありきで作ってる感じがするからつまらないんだな。と気づいた。それって何か言っ>>続きを読む
山西省の農村で、貧しい中年の男性ヨウティエと、体に障害のある女性グイインが、家族親類に厄介払いされるような形で半ば強制的に結婚させられる。これに始まり、お前らのような奴らはこれぐらいの扱いが妥当だとで>>続きを読む
獅子舞のアクロバットな動きはさておき、背景美術が農村の場面でも都会の場面でもあまりにリアルで、これなら実写で見たかったと思うほどだったが(実際の風景を知らないので、アニメーションならではの表現もあった>>続きを読む
何より山嶺の映像が圧倒的に素晴らしく、これどうやって撮ったの!?と目を瞠ることしきりだった。どうやっても何も、キャストやクルーが実際に高山に登って撮影したそうである。何気に、イタリア映画にはなかなかな>>続きを読む
屋上の道場と魚市場の美術、そして円卓での師父たちとの手合わせシーンが大好き。サモ・ハンの動作設計、天才すぎる。洪師父vs英国人ボクサーの場面だけはブルータルすぎて辛すぎてちょっと観返せない…けど、一作>>続きを読む
たぶん初めて観た香港映画で、映画ファンになるきっかけの一本なので個人的にもすごく特別な作品。衣装や美術だけでなく、カンフー自体の美しさに驚かされた。一番好きな場面は序盤の廖師父との葉問邸での手合わせか>>続きを読む
ここはどこだろう?これは何についての話だろう?と考えながらストーリーを追っていくと少しずつ事情が見え始め、思いもよらないところに連れて行かれる、イタリア映画らしい体験。何も知らずに観てよかった。年代は>>続きを読む
障碍者をコケにし、アジア人をコケにし、非正規労働者をコケにし…きわどい不謹慎ジョークのつもりなのかもしれないけど、ただただ差別的なばかりで何も面白くなかった。笑えない”コメディ”ほど辛いものはない。あ>>続きを読む
人はこんなにもダサくてつまらない台詞を面白く聞かせることができるものなのか…と、北村匠海の非凡な技量に驚嘆する場面の連続であった。つまり、北村匠海が出ていない場面は……。いや、清水尋也as半間は一秒も>>続きを読む
カニバリズムは何らかのメタファーなのだろうとは察しつつ、ファンタジーではなくかなりリアルな手触りの世界観だったこともあり、「吸血鬼なら人をほぼ傷つけずに食事ができるけど、人食いはそういうわけにいかない>>続きを読む
ミシェル・ヨー様曰く、「この作品は、カオスだから感動的なのでしょう」( https://spur.hpplus.jp/celebrity/tastumijunk/2023-03-27-dSxeOQ/ >>続きを読む
どうせ最近流行りの『ROMA/ローマ』×『ニュー・シネマ・パラダイス』みたいなベッタベタのやつだろ…と思っていたらまさかの『A.I.』のトラウマを掘り起こされたので驚愕し戦慄した(小さい頃のサミーはハ>>続きを読む
真ん前の人の頭が被って字幕がろくに読めないわ、隣の隣あたりの人が断続的にレジ袋をガサガサ言わせるわで最悪の環境での鑑賞だったが、まあこの映画にはそれぐらいがちょうどいいかなとなぜか早々に謎の諦めがつい>>続きを読む
池松壮亮、柄本佑、塚本晋也、森山未來って、そんなユーロスペースでかかってる邦画みたいなメンバーで仮面ライダーを??と興味をそそられたし予告編の映像もソリッドな雰囲気でかっこよかったので、本当に何も知ら>>続きを読む
話が途中から始まった感およびダイジェスト感が半端ないのは日本で発売されたDVDで本編が18分あまりもカットされているからなのか(←どうしてそんな暴挙が許されるんだ)、はたまた私が豊臣秀吉の朝鮮侵略の歴>>続きを読む
泣いたけど…ボロッボロ泣いたけど…結局そういう展開になるのかよ!とどこか醒めている自分もいる。まあダバダバに泣いたけどよ…!!
原作漫画は未読だけど、共感覚的というのか、ジャズという音楽の熱さ、激しさ>>続きを読む
監督ソダーバーグに戻るらしいし、XXLの幸福な記憶を大事に抱えてスルーを決めようかな…と思っていたのに、予告編のチャニング・テイタムを見たら一も二もなく映画館に馳せ参じてしまった。納得いかないところも>>続きを読む
演技、撮影、編集など技術面で第一級の作品であることに異存はないけれど、こんな終わり方の映画をなぜフェミニズムの切り口で好意的に解釈してあげる必要があるのかわからず、「ファム・ファタル神話の解体」みたい>>続きを読む
オープニングの鉛筆画アニメーションを観て、もしやこれから物凄いものを目撃することになるのでは…!?と思ったのだけど果たしてそのとおりだった。冷静に振り返ると全く好きな話ではないのだが(スパイダーマンと>>続きを読む
少なくとも若者キャラについては既存のジェンダー規範にとらわれない造形が試みられた形跡はある(というかそれぐらいしか映画として褒めるところがない)だけに、「お母さん」の描き方がえらく強固に旧弊なのが残念>>続きを読む
プレデターさん(初対面)については結局何もわからなかったが、何はともあれトレヴァンテ・ローズさんの魅力がすごい。やばい。とにかく笑顔が輝いてるんだけどその輝きが太陽というよりはむしろ月明かりのような優>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
一本の映画がここまで多くのテーマ、トピックを豊かに包摂できるのかと驚かされる。
悲惨な虐殺事件で理不尽に命を奪われた人たち、自分自身は生き残ったけれども大切な存在を永遠に喪って傷ついた人たち。そんな人>>続きを読む
いやきみグースが死んだとき36年も引きずるほど落ち込んでるようには全然見えなかったけどな?!と突っ込まざるを得なかったが、あの一作目から上質なBLを抽出する結構なお点前には素直にサムズアップした。噂の>>続きを読む
題材の重さと演出のテンションの乖離が致命的に受け入れられなかった。このノリで盛り上げていい暴力とそうではない暴力があるのではと思います。
このレビューはネタバレを含みます
赤ちゃんポストを題材にした映画で「赤ちゃんを救う箱なのか、母親を甘やかす箱なのか」とかいう問いを立ててるのって、一体何周遅れなんだ。じゃあ人工妊娠中絶についての映画を作るときには「中絶は権利か?殺人か>>続きを読む
ウド・キアー、絶対やる気ないだろ!伝説のヘアドレッサーの技術を少しはそれらしく見せようとしろ!美貌と存在感だけで全編乗り切ろうとするな!と突っ込まざるを得ない雑な映画だったが、しかし実際そんなウド・キ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
いきなりファンタジー周りの設定がわからなさすぎてシリーズの途中から観始めてしまったのかと思ったが、結局最後までよくわからなかった。
『君の名は。』は主に3.11大震災のとき東北以外の地域に住んでいた>>続きを読む
展開に驚きはないし俳優陣の演技もいまいちだったけど、まあそうなるよね〜という納得感はあったので良しです(陪審員目線)。あいつ、どこかで見たような顔だな…と思ったら見たことあるも何もハリス・ディキンソン>>続きを読む