これはNetflixで見つけた時にイタリアの青春映画なら観てみたいかもと思いました。先月観た「最初で最後のキス」という映画もイタリア青春映画でこれは面白かったけど悲しいストーリーでよくよく考えるとジェンダー的の扱いに違和感を感じたのですが、それでもイタリアと青春ストーリーというだけで惹かれるものがあり観てみました。
後から知ったのですが今作はどうやら三部作のラストにあたる作品で、どうりで最初始まったところで説明なしにどんどん登場人物が出てきてすでに話の途中からスタートしてる感じがしてました。主要人物たちは一応社会人という設定だと思うのですがメインの主人公マルタがかなり童顔で他のキャストよりだいぶ年下に見えました。マルタは２人の親友フェデリカとヤコポと同居していて、というか最初子供の時のフラッシュバックから始まったあとはマルタは病院のベッドで昏睡状態という始まりでした。マルタは呼吸器系の疾患持ちで肺の移植手術（だったかな）をした後、やっと回復して通常生活に戻り新しくできた恋人との関係や２人の親友との関係の話になっていきます。この４人だけで十分かなと思いますが何故だかあと２人のカップルの友人の話も加わってきて盛りだくさんでした。この２人の話も面白いんだけどとってつけた様でメインの４人にもっと時間を割いたほうが良かったかなと思いました。個人的にはマルタよりも友人のフェデリカの方が魅力的に感じたので彼女の話をもっと掘り下げてくれても良かったかなと思いました。美術とか色使いがすごく綺麗で今時でポップな作品に感じました。他の二作品も観たい様な気もしますが最初に最後の作品を観てしまったのでそれほど観なくてもいいかなという気もしますが観るかも知れないという可能性を温存しておこうと思います。因みに三部作の順は「欲ばりだけの恋じゃなくて」「もっと、欲ばりだけの恋じゃなくて」「ずっと、欲ばりだけの恋じゃなくて」でNetflixで観れます。
