フランソワ・トリュフォーの冒険①👦🏼
先日亡くなったゴダールと並ぶ、フランス、ヌーヴェルヴァーグの最重要人物トリュフォーの4Ｋリマスター化作品を観れるだけ観るシリーズのスタートです。まずは、処女作にして名作中の名作と名高いこれです。もう何回か観てますが、、、やっぱり何回観てもいいわこれ😭
パリの街を低い子供の目線？で車移動〜タイトル〜学校授業中〜女のピンナップを回すガキ供✖️少年たち、、、当然叱られる笑〜はじまり
アントワーヌ・ドワネルは12歳。素行が悪く、成績も悪いため、学校ではいつも先生に叱られる。両親は共働きで仲が悪い。いたたまれないドワネルはいつしか友達のルネと学校サボって遊び呆ける日々。。。というおはなし。
観る度に感想変わりますね。昔は主人公目線、今はもはや親目線😭主人公ドワネルが可愛らしくてしょうがない。まさかそんな気持ちになるとは。こんな親じゃなくて自分だったらもっと話するのに～とか。まあこんだけ素行悪いとやっぱり自分も厳しくなるのかな？とか。ジャン・ピエール・レオー少年素晴らしい。かわいい、かっこいい少年ぶり。トリュフォーの少年時代そのものらしい。
今観ると、パワハラ教師ヤバイね笑。手は出るわ、酷い言葉を投げかけるわ、今だったら絶対炎上する。でも昔の先生って大体こんな感じだったなあ。先生とは、とにかくおっかない存在。だから昔は学校荒れてた。そりゃドワネルくんでなくても行きたくないよなあ。まあ自分はおとなしく行ってたけど笑誰もがわかる学校時代の不安そのもの。
いわゆる学校や社会で上手くいかない反抗的な少年のお話の原型みたいな作品。その後も結構こういう作品作られ続けるけど、いまだこれ以上の作品ってないなあ。どのシーン切り取っても絵になる。ドワネルくんの表情。フランスの街の雰囲気。学校のわちゃわちゃした雰囲気。友達との遊びのシーン。あのくるくる回る遊技施設やってみたいな。今だと安全性の問題ないのかな？
少年鑑別所がなんかリアルだよね。親が見に来たり、規則正しい。学校よりは厳しいけど。極端でもない感じ。それでもやっぱりドワネルくん、逃げ出す。そして名高いどこまでも走って海岸に辿り着く伝説のラストシーン。。。
お話ツラくて刺さるけど、これはもう是非一度は観て欲しい作品です。
今回はこの後ドワネルくんのその後が観られるドワネルシリーズに続く。この作品に続編があったなんて⁉️まだ未見。楽しみ✨
