フエラムネ

リバー、流れないでよのフエラムネのレビュー・感想・評価

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)
4.1

凄惨な未来を変えるためにタイムループを利用する作品が多い中で、
この映画では未来を変えるためでなく、受け入れるために設定が機能している。
誰しもが将来への不安を抱える中で、気持ちを整理して前を向くための偶然のギフトでしかないのは、川を流れる落ち葉が淀みにたまたま入り込んだ様なもので、
極めて現実的だが心強いメッセージであり、そこにこの作品の強度がある。

演劇出身だからか、限られた舞台とシンプルな設定でのドラマの作り方、
テンポの良さと緩急の付け方がうまいな…と思った。
フエラムネ

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