久々に鑑賞。よくわからない状況の密室からの脱出、といえばありきたりになってしまうが、よくできた映画で、定期的に見たくなるやや中毒性のある作品。
舞台となるキューブ以外の映像はまったくなく、登場人物の描写も最低限。にもかかわらず(だからこそ、か)、個々の人間性という面をよく表しており、序盤と終盤を比べての心境や行動の変化、が良い。
トラップの残忍さ、シチュエーションの作り方、ラストのやるせなさとカタルシス、はおそらくこれ以降の作品に大いに影響していると思う。
世紀の名作、とまではいかないが、忘れる事のできない印象的な作品。
さて、次回はいつ頃に見たくなるかな。