※2回目視聴の感想をネタバレありでコメントに入れました。
その昔、スラムダンクが流行った時期にたまたまバスケ部に入り、その後原作にドはまり、TVシリーズはそんなに見てなかったけど、学生時代の代表的な作品なので思い入れも強いこの作品。まさか新たな湘北を見れるとは思ってなかったのでありがたやー、と劇場で見てきた。
まずは全編を通して徹底的なリアルさ、を感じた。もちろんアニメだが、ボールの弾む音、ドリブルのリズム、試合の時間の進み、などにはかなりこだわっていると感じたし、アニメ的演出や、心理的描写も抑えて、より試合、そしてサイドストーリーに没入できるようになっている。
そして原作にはないオリジナルのサイドストーリーが素晴らしい。リョータの家庭を中心に進むが、彼が伸び悩んでいた時期やそこからの覚醒、チームに欠かせない存在になる過程を見たようでそれがより試合での彼の役割や今後の活躍をみた気持ちになり、作中セリフではないが、親のような心境に（笑）
細かい事は書かないが、単なる1試合の闘いではない奥行きのある構成になっている点が見事だし、また試合中の見せ方がリアル故に淡々と描写されているが、だからこそ試合終盤により力が入るようにも感じる。
原作とは異なる場所もあるが、そこは井上さんが直接監督してる故、違和感はまったくなし、どころかアップデートされて新たな楽しみを増やしてくれた。正直言うと後半からはなんかずっと涙ぐんでた気がする（笑）思い出補正も含めて文句なしで良かった、これはぜひ劇場でこそ見てほしい作品。
あと、躍動感あるBGMも非常にマッチしていてカッコよかった！！
※タイトルのfirstは次がある、と期待しておいて良いのかなー
