夏バテ?夏負け?最近とにかく根性がない!
いろんなサブスク渡り歩いて、面白そうだなぁって▶️してみても、すぐやめちゃう情けなさ。私って何が観たいの?
やっぱりこれは劇場しかない?と予想最高気温37℃の中、2022年カンヌ映画祭コンペティション部門グランプリ受賞!予告を観て気になってた今作を劇場鑑賞。うん!これは猛暑の中出掛けて良かった!
意志の強そうな印象的な目をした美貌の少年レオ。優しい目をした幼なじみのレミと、2人でずっと一緒に過ごしてきた。
2人揃って新しい中学に入学。友情は変わらないはずだったのに、思春期を迎えた2人の歯車は微妙に噛み合わなくなる。
でもそれは必然。年頃の少年の心の揺れが、もどかしい思いのまま2人を別々の道へと誘う。
このまま成長するはずだった伸びやかな2人の少年…思いもかけない出来事によって、前途は遮断される。
訴えかけるレオの目…何故?どうして?2人を巡るそれぞれの人々が流す涙が切ない。嗚咽が漏れそうになる。
無邪気でピュアな気持ちが、耳にした雑音から乖離していく恐ろしさ。誰にもあるすれ違い。傷付いてしまう心。そして罪悪感。
レオを演じる少年の静かでまっすぐな瞳…その美しさは時に残酷で、時に哀しい。
「怪物」を思い起こさせる展開。センシティブな少年の思いが胸に迫ってくる。花に埋め尽くされた畑を、笑顔で疾走する少年の姿が忘れられない🌸