このレビューはネタバレを含みます
イランの話をデンマーク、スウェーデン、ドイツ、フランスが作る事に違和感は感じるけれど、それよりも正しいことって何なのかと、倫理観がおかしくなっていく感覚に陥っていった気がする。
サイードは明らかに精神的におかしかった。コレは英雄願望のPTSD?誰が好きこのんで売春をしますか?貧しさ故にそうなってしまった彼女たちをまるでゴミのように扱う。殺人シーンをそんなに何度も見せんでもいいだろうに。ちょっとキツい。
ジャーナリストのラヒミが捨身の捜索で結果を出しても、コトは思ってる方向に進んでいかない。サイードには悪いことをしたという罪悪感もない。恐ろしいのは、罪を正当化した大人の理屈を素直に受け止めてしまう子ども。この先を考えると寒気がした。