最近読んだ本、榎本空『それで君の声はどこにあるんだ?』ジュディス・バトラー『非暴力の力』なんかと繋げて見た。
私にはちょっと受け入れられない映画だった。分断、少数者、弱者、差別、といったことどもをこの映画のように図式化することはどうなのか。
コンサバ列強がブラックライブズマターを、ガザ占拠を、沖縄基地を、ウクライナを必然化させ正当化させる、その目線がイランに向けられている、とうい危惧ははっきりと認識しつつ見なければいけないように思う。
「イスラーム映画祭」さんがTwitterで「イスラム法にファトアとルビをふるのはまずい」と呟いておられたが、もしかして配給側に意図ありや? との懸念も生みかねない。